院長ブログ

親知らずは抜いた方が良いのか

今回は親知らずについてです。私も歯学生の時に矯正治療のために骨を削って親知らずを抜歯してもらいました。抜歯後1日目対して痛くもなくて調子に乗って友人と軽くお酒を飲みに行ったら翌日からすごく腫れたのを覚えています。まさに自業自得です(笑)

よく芸能人なども凄く腫れたとブログに頬の拡大写真など載せたりされてますよね。ではなぜ親知らずは抜かなければならないのでしょうか?また親知らずは全て抜歯しないといけないのでしょうか?いえそんな事はないと私は思います。まず親知らずは他の歯が虫歯などで抜歯になってしまった際に親知らずのサイズが抜歯した他の歯とサイズがうまく合えば移植歯🦷として使うことができるのです‼️

「歯の移植なんてできるの?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、当院でも多くの患者様に移植してきました。比較的成功率も高く若い人であればあるほど成功率は高くなります。インプラントより優れているのは何より自分の歯で噛める‼️また根の周りにある歯根膜(ショックアブソーバー的な役割)という素晴らしい組織が歯周組織や骨を治癒促進してくれるところです。なので虫歯もなくちょっと斜めに萌えてたりまっすぐ綺麗に萌出している親知らずは抜歯する必要はありません。

しかしながら親知らずを抜かないといけない場合も多くあります。大抵はこちらの方が多いかもしれません。

以下にその例を並べます。

①周りの歯茎が頻繁に炎症(腫れたり、赤くなったり、痛みが出たり)を起こす

②親知らずが原因で手前の歯に大きな虫歯ができてしまった

③親知らずが原因で歯の萌出異常(歯並びに影響)を起こした

④親知らずが原因で深い歯周ポケットが形成され骨吸収が起こった場合

⑤親知らずが含歯性嚢胞を形成してしまった場合

このような場合は親知らずの抜歯が必要です。

もし親知らずのことで心配なことがあればご相談ください。